社長ブログ

経営・ビジネス

バネ(2006年11月25日のブログ)

10月31日(土) 高く澄み渡る青空
※過去のブログを引っ張って来ていますが、ネタがないわけではありません…。
当時の記事を読み返し、今の自分との考えの整理をしています。
今日は少し長いですが、2006年11月の記事をアップします(^^)/
わたしは昨年暮れに今後3年間の自分に対するテーマを決めた。次の3年間で自分自身がどこまで成長できるか。成長していくか。この3年間で自分の考えの骨格をしっかり形成しよう、そう決めた。その最初の1年がもうすぐ終わる。
昨年からの教訓。エネルギーの集中の向きをうまくコントロールしなけらばならないこと。例えば昨年は大した事がないことに感情的にイライラしてしまうことが多々あった。冷静になってもいろいろと頭の中を巡り、そのイライラをズルズルと引きずってしまう。そのおかげですべてにやる気をなくしたり、自暴自棄に陥ることもあった。
これではダメだと思い、そのイライラの原因に向いていたエネルギーを違う方向に向けるようにした。パッと頭を切り替えて手元の作業に集中するとか、言われたことに対して「それもそうだな」と一旦納得をして
スルーしたりするようにした。その場でその都度「なんでそんなことを言われるのか」と考えると何も集中できなくなる。だから一旦横に置いといて、後で言われたことを振り返ってなぜそう言われたのかを冷静に考えるようにした。そして、原因を自分なりに考えもう言われないように行動を変えた。すると次第に相手の言い方が変わってきた。こちらの言い分も少し聞いてくれるようになってきた。結果的に互いに有意義な会話が行われるようになった。
確か経営組織論の中で学んだことであったと思うが、人は性格を変えれるか?という問いに対して「人は性格を変えることはできないが、行動は変えることができる」という話があった。
意図的に自分の行動を変化させていく。いつもイライラしている人は意図的に笑顔を作ってみたりする。積極的に自分を変化させていくようにしていきそれを繰り返して習慣化する。するといずれそれが自然に行えるようになる。
正直なところ、エネルギーの集中する向きを変えることによって自分が一番楽になった。しかも相手との関係が良好になったのだからこれはひとつ大きな成果だと思う。たまたまそういう結果になったのかもしれない。しかし、こうして行動を変えることによって周りの環境も変化するという貴重な経験を得たことはすごく自分にプラスになっている。
少しずつ少しずつ自分を鍛えていく。何事も教訓にしながらそれをバネにして飛躍する。ギュッと圧力をかけられたバネほど反発が強い。しかし、押さえつけれる時間が長すぎるとバネは威力をなくす。しょげてしまう。あるときある一定のところで爆発的な反発を生む。その圧力を撥ね退ける爆発的な力を自分はいま蓄えている。そういう風に捉えていくことで頑張っていけるんだと思う。

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